今日は芦別市を流れる月見沢川で釣りをしてきました。この場所を訪れるのは2018年以来6年振りですね。月見沢川は林道沿いを流れていますが、川岸は急斜面で途中入渓が厳しいので芦別川との合流地点から釣り上がっていきましょう。
芦別川との合流地点にある橋までは悪路ですが、車でアクセスできるので釣り人と思われる足跡があります。それでも熊に遭遇する恐怖があり、谷底の薄暗い渓相も加わって気味が悪いですね。所々にあるポイントは小魚のチェイスのみでノーヒット。
その後もアタリがないまま月見沢の滝まで残り半分の地点まで遡行すると、6年前に良型ニジマスがチェイスしてきた深場を発見。ここで待望のアタリがあり
小さなニジマスがヒット。人的プレッシャーの影響も多少あるかもしれませんが、元々良型を狙うのは難しい印象です。薄暗い渓流は大物が育ちにくい気がします。
その後も滝を目指して歩くと次第に渓相が険しくなってきました。ゴルジュが形成されている場所は熊も降りてこれないので、前方後方からの襲撃だけ警戒して進みます。
するとここで月見沢川では珍しく日当たりの良いポイントを発見。ここで鋭いアタリがあり、
34センチのニジマスがヒット。やっと良型が出てくれました。日当たりの良い場所のニジマスは魚体も美しい気がします。
さらに奥地を目指すと芦別川との合流地点から1キロちょっとで月見沢の滝に到着。
手前の岩が滑らかで登れないので滝壺は見えませんが、間近で見ると結構大きな滝で迫力満点です。鍵穴のような不思議な造形でファンタジー世界に迷い込んだようですね。
ちなみに滝の直下には絶好の深場がありますがノーヒット。今回はここで撤退しましょう。
無事芦別川本流まで戻ってきました。秋の芦別川は増水気味の事が多いですが、今日は程良い水量で濁りもないので少し竿を振ってみましょう。とは言え人気河川の目立つ深場で簡単には釣れないだろうと思いきや、
あっさり39センチの良型ニジマスがヒット。本流の深場で釣れたためか水の色に合わせて青白い魚体が美しいですね。今日はこのニジマスに大満足し帰宅しました。わざわざ熊の恐怖に怯えながら支流で小物を釣るより、芦別川本流で巨大ニジマスを狙った方が楽しいのが本音でしょう。しかし釣果より冒険を重視した釣行にも別の楽しさがあるので、また機会があれば訪れてみようと思います。魚は全てリリースしました。