今日は幌加内町を流れる雨竜川で釣りをしてきました。ターゲットは雨竜川本流に潜むと噂されるイトウです。上流にある雨竜第一ダムによって形成された朱鞠内湖はイトウ釣りで全国規模の知名度がある反面、雨竜川でのイトウ釣りはマイナーな印象です。今日は雨竜川でイトウ釣りが楽しめるほど魚影があるのか調査していきましょう。
河川規模の割に水質はクリアで気持ち良いですね。その分イトウ狙いと思われる釣り人も当然入っており、目立つポイントではアタリがありません。たまに仕掛けに触ってくるのは
安定のウグイです。とは言えウグイの魚影も濃い訳ではなく、渓流魚の魚影はさらに薄い印象ですね。何となく釣れる気配がないので少し上流に移動しましょう。
趣向を変えて流れの緩いポイントに来ました。イトウが好みそうな対岸の深場を狙っていきます。しかしこのポイントはウグイさえ釣れませんでした。
次に支流の流れ込みを攻めると、25センチ程度のニジマスがヒットするも足元で痛恨のバラシ。それでも今日初めて渓流魚の姿を見て俄然やる気が出てきました。
そのまま釣り下って流れの速いポイントを攻めていきます。しかしここで痛恨の根掛かり、と勘違いするほど重量感のあるアタリが。すぐに大物がヒットしたと直感し、流れに乗られないようリールを巻くと姿を現したのは
雨竜川では初めてのイトウでした。サイズは55センチで決して大物ではありませんが、1匹釣れてくれた事が何より嬉しいですね。
素早くリリースするとイトウが元気に雨竜川へ帰っていくのを見届け、今日は大満足で帰宅しました。雨竜川はイトウに限らずニジマスやイワナの魚影もかなり薄い印象でしたが、また機会があれば本流の巨大ニジマスも狙ってみようと思います。魚は全てリリースしました。
あとは北海道からのお願いですが、3月から5月はイトウの産卵期にあたるためイトウ釣りは自粛しましょう。本当は法律で禁漁期間を定めるのが一番ですが、まずは皆がイトウの産卵期を知り、3月から5月にイトウを釣ったり、釣った写真をアップするのは恥ずかしいという常識を作っていく事が大切だと思います。いつまでも北海道でイトウ釣りが楽しめるよう、このブログでも周知しておきます。