河川環境の変化などが原因で生息数が激減し、幻の魚と呼ばれているのがこのイトウです。その希少性に加えて大物ならば1メートルを超す日本最大の淡水魚である事から、「一度で良いから釣ってみたい」と思う釣り人も多い事でしょう。しかし札幌近郊の河川では自然繁殖していないため、放流された個体が僅かに生息するのみとなっています。
写真のような幼魚だとニジマスに見える事もありますが、ニジマスより明らかに長い顔と鋭い歯が特徴ですね。写真のイトウは上川地方の河川にてルアー釣りでヒットしました。
あとは北海道からのお願いですが、3月から5月はイトウの産卵期にあたるためイトウ釣りは自粛しましょう。本当は法律で禁漁期間を定めるのが一番ですが、まずは皆がイトウの産卵期を知り、3月から5月にイトウを釣ったり、釣った写真をアップするのは恥ずかしいという常識を作っていく事が大切だと思います。いつまでも北海道でイトウ釣りが楽しめるよう、このブログでも周知しておきます。