今日は小樽市を流れる朝里川の河口でサケ釣りをしてきました。ここは過去に釣り新聞でも掲載された場所ですが駐車スペースに難があるため恐る恐る訪れると、予想に反して誰もいません。まあ3時間以上寝坊して完全に日が昇っているので無理もありませんね。
川を見る限りサケの姿は見当たりませんが、果たして朝里川に釣りが楽しめるほどサケの遡上や回遊はあるのでしょうか。何か手掛かりはないかと海岸を散策していると、
真新しいサケの血痕を発見しました。もしかしたら今朝の物かもしれません。とりあえず今日は帰宅して、明日サケの食いが立つ早朝に再び訪れてみましょう。
そして翌日来てみると、やはり札幌から近い事もあって結構人がいます。駐車スペースも最後1台分でギリギリでした。釣り人の立ち位置から察するに、真水が多く流れ込む右岸が人気ポイントみたいですね。
適当に空いているポイントで竿を振ってみます。しかしマイナーポイントなのでサケの数が多い訳ではなく、他の釣り人を見てもサケが釣れている様子はありません。まあ札幌から1時間もかからない場所でサケが景気良く釣れるなら誰も苦労しませんよね。
そして目立ったアタリもないまま午前7時を過ぎ、大分日も照ってきました。諦めの早い人は既に帰宅し私も殆ど諦めかけていたその時、なんとサケ特有のモゾモゾとしたアタリが。はやる気持ちを抑えて数秒後アワセると、確かな手応えと同時に圧倒的なパワーでサケが暴れ始めました。今回はサケ専用のヘビータックルではなく支笏湖用のタックルを代用しているので無理はできません。さらにゴロタ場でランディングが上手くいかず、岸に寄せては沖に走られを繰り返しやっとの思いで上がってきたのは
コンディションの良い綺麗なオスでした。サイズもまずまずといった所でしょう。貴重なワンチャンスを物にし、私も安堵で腰が抜けてしまいました。1匹釣れてくれた事が何より嬉しいですね。
違う角度からもう1枚記念撮影し、今日は大満足で帰宅しました。本当に運が良かっただけですが、また機会があれば訪れてみようと思います。
家に帰って正確なサイズを計測すると、体長70センチ重さ4キロでした。最後に朝里川河口というポイントについてですが、混雑時は無理な駐車はせずに諦める事と、安全のため線路は渡らず橋の下をくぐって海岸に出る事を徹底してほしいと思います。際どいポイントである分、しっかり法令遵守し釣りを楽しみましょう。